突然の事故に対してAEDを備えておきたい

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内科・循環器内科・呼吸器内科・アレルギー科 / 日本内科学会専門医・日本循環器学会専門医
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突然の事故に対してAEDを備えておきたい

突然の事故に対してAEDを備えておきたい

 最後に、野球ではしばしば、球が胸に当たって心肺機能が停止し、死に至るという不幸な事故が起きていると聞きます。あるタイミングで突然、心臓に強い衝撃が加わると、心室細動、つまり心臓は動いてはいるものの正しく動かない状態になることがあり、血圧が維持できなくなってしまうのですが、それが原因と考えられます。そこで、最近注目されているのがAED(自動体外式除細動器)というものです。AEDは、そうした心臓の心室が小刻みに震え、全身に血液を送ることができなくなる心室細動の致死性の不整脈の状態を、心臓に電気ショックを与えることにより、正常な状態に戻してくれるのです。

 現在、AEDは大きな駅や人が集まる場所には常備されるようになってきており、高校野球の各大会の会場にも備えられるようになっているようです。購入すると20~30万円程度しますが、命を救ってくれるものですから、考えようによっては決して高くありません。私のクリニックでも、運動部員に対して運動負荷のテストを行う際の安全確保のために置いてあり、最近はリース品も出回っているようです。

 もちろん、AEDを使うような事故は起きてほしくはないのですが、これも熱中症と同じで、慢性的な疾患ではなく、だれにでも突然起きる可能性があるのです。また、AEDは事故発生後、すぐに使えなければ意味をなしません。炎天下ではなおさらで、一般の方が行う心臓マッサージと気道確保、人工呼吸といった応急処置で、後遺症を残さず蘇生させるために待てる時間はせいぜい3分から5分ほどではないでしょうか。それを考えると、少なくとも学校に1台、各クラブ共用でいいので、一つの保険のつもりで持つようにしてもらえるといいと思います。コンパクトですから、保管に場所はとりません。

 AEDの操作は、メーカーによって多少は異なるようですが、それほど難しくありません。心臓への電気ショックというのはタイミングが重要なのですが、最近のAEDはパッドを付けさえすれば心臓の状態をコンピューターが自動的に認識してくれますので、だれでも簡単に使うことができます。指導者の方は、一度、講習を受けておくといいでしょう。

 夏場は大会に向けて激しい練習をする時期で、練習時間も長くなります。これに加えて暑熱環境も厳しいので、どうしてもスポーツ障害を起こしやすくなります。それでも、指導者が予防に努め、選手の日々の状態を把握し、見極めることができれば、未然に防げるものは少なくないのです。
(取材・構成/上原伸一)

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